オタク活動をしているアラサー女子は、周囲の同年代が結婚していったり、親から「誰かいい人いないの?」とやんわりプレッシャーをかけられたりして、「結婚って、しなきゃいけないの?」と悶々としている人も多いんじゃないでしょうか。
推しという意味でのイイ人は居るのにね…!
結婚しなかったら、40代・50代の独身先輩みたいになるのか…うーん…
でも結婚したら、オタク趣味って封印・卒業しなきゃいけない?
こんな風に戦々恐々としたり、迷いが生じていたりするんじゃないかな?
20代は同人サークル活動をエンジョイし、30代で婚活・結婚・出産、いま現役のオタク嫁である私 オタうさが、オタク女子の結婚のリアルをお伝えします!
ぶっちゃけ結婚したらオタク活動どうなるの?
はいこれ! 推しを愛でる日々を満喫してるオタク女子の一番気になる点はここですね。
これはね、正直にいうと「結婚相手による」としか言いようがないです。
実は私、2回結婚してます
最初の相手は「妻が趣味を楽しむこと」そのものが気に入らないっていうモラハラ野郎でした。
なので結婚期間中にサッカーの試合も、ライブも、映画すら行けなかった。
BL本は実家に隠してましたし、もちろんオタ活・コミケなんてもってのほかでした。
ていうか家計の監視が厳しくて、自分のために服を買う自由すらなかった。
で、そういうガチガチに縛られて制限された生活で適応障害になり、「こんな自由のない監視生活を一生続けるとか無理!」と目が覚めて離婚。
再婚相手はオタク趣味に理解があるガンダムオタクの男性(くま夫)でした。
デートは満喫・カラオケでボカロ・おうちデートはニコ生観賞、というガチオタな交際を経て結婚したよ
そんなオタク根性の据わってる男なだけあって、結婚して妻の本棚にディアプラス文庫が並んでても「あっBLだ~」とスルースキルを発揮する、ある意味スパダリです。
彼なら喜んでサークルの売り子をしてくれるでしょう(頼まないけど)
いまは夫婦で「きのう何食べた?」を原作・ドラマともに一緒に見たり、アマゾンプライムで「翔んで埼玉」を観て熱く語り合ったりもします。
おすすめのマンガや小説を紹介しあったりできるので、「気の合うオタ友(別ジャンル)と一緒に住んで子育てもしている」感があります。
そもそも結婚って何なの? 推しよりイイの?
2回結婚した経験からいうと、私の結婚観は
気持ちが通い合う人を選べば、楽しいよ
という感じです。
うちは実家が毒親だったので、大学進学で家を出るまでかなり居心地の悪い家庭で暮らしていました。
自分の家なのに常に緊張して、家族と気持ちが通わなかった。安心できるホームという気がぜんぜんなかったです。
推しへの情熱と、同人活動が精神的な支えでした。
推しがいなかったら自殺してたかもしれません。
だから、推しには「私の暗黒時代を支えてくれた恩」みたいなものがある。
でも、そこで「推し一筋で浮気しません!」という気持ちにはならなかったんだよね、私。
オタクの同士ならわかってくれると思うんだけど、BL作品・BLじゃない作品でも、私たちが「尊い…!」と感動に打ち震えるのは「人の想い」だよね。
私たちは「人が、人を想うこと」は素晴らしく尊いことを知ってる。そして、お互いの想いが行き来することがサイコーだってわかってる。
だから、結婚して相手を想いあって「自分で良い家族を作っていくんだ」という決意みたいなものがあって。
夫とも、その価値観を共有できていると思っています。
つまり私が結婚して良かったのは、想いあえる相手が得られたこと
推しへの想いは一方通行ですが、夫への想いは循環して自分にも返ってきます。
結婚の良さは、そこじゃないかな。